3本RCIの研究part1 「RCIは上限や下限で反転するのか?」 | GMMAとRCIで専業トレーダーになりました!

3本RCIの研究part1 「RCIは上限や下限で反転するのか?」


今回はRCIの研究part1ということで、3本RCIが特定の状況の時に、どんな動きをするのかを見ていきたいと思います。

あくまでも「RCIを観察する」というのがテーマですので「RCIがこうなったら、相場はこう動く」といった主張や解説はありません。

あくまでも3本RCIの挙動や特徴を知ることを目的にしています。
興味のある方はご覧ください。

僕はGMMAとRCIを利用してトレードしていますが、圧倒的に重要視しているのはGMMAの方です。RCIは補足程度で利用しています。

1.各RCIの上限、下限で反発するか?

RCIはオシレーターの一種です。
計算方法は少し特殊で、時間と価格の動きの相関を利用するものではありますが、オシレーターのセオリーと言えば、「上限まで来たらショート、下限まで来たらロング」。

コレですよね。

多くの人がコレをやって傷を負ったことがあると思いますが、まずはこのやり方の信憑性についてRCIで見ていきましょう。

今回の記事ではRCIの値が80以上を上限域、-80以下を下限域としています。

RCI9の上限・下限

まずは、3本RCIの中で一番小さな期間であるRCI9が上限域・下限域に来るポイントを見てきましょう。

というわけでRCIが、上限域・下限域にある時にドット(点)を出すサインを作ってみました。

下のチャートは、RCI9が上限域・下限域にある時に白いドットを表示しています。

下の3本RCIのううち、赤色のラインがRCI9です。
これが上限(80以上)、もしくは下限(-80以下)に来た時にドットが出ます。

白いドットが出て、すぐに反転することもありますが、勢いのあるトレンドが出ると完全に意味を無くしますよね。

画像中央辺りの強烈な上げの最中では、むしろ買いサインと言っても良いレベルです。

なので、期間の短いRCI9レベルでは勢いある相場の反転を捉えるのは難しそうです。

RCI26の上限・下限

では次に同じことをRCI26でやってみましょう。

RCI26が上限や下限に来たところで黄色いドットを出しています。(サブチャートのRCI26の色は青)

ドットが連続して点灯すると、相場が反転しそうであることを知らせる役割はあるかな?というレベルですね。

もちろん反転をピンポイントで当てるのは無理。
でも、まぁちょっとした反転を探るには悪くないかもしれません。

RCI52の上限・下限

では最後にRCI52についても見てみましょう。

青いドットが点灯した所がRCI52が上限・下限に到達した所になります。(サブチャートのRCI52の色は緑)

RCI26とドットが出るタイミングは若干違いますが、こっちもドットが連続すると、相場が反転しやすいことを示すシグナルにはなりそうです。

全てを統合する

RCI9~52それぞれが上限域・下限域に来た時を見たわけですが、全てを一緒に表示して見ることにしましょう!

これまでに見てきたチャートです。
白、黄色、水色のドットが多く連続した後は反転が見られますね。

続いて他のチャートも見てください。

とりあえず、相場が反転しそうなところでは、3本RCIのどれかが上限域・下限域にある感じですね。

特にRCI26と52の場合は、可能性が高いように見えます。
ただ、いつ反転するかをピンポイントで当てるのは難しいことに変わりはありません。

3本RCIが上下限で揃った時に同時にサインを出す

というわけで、最後は3本RCIが同時に上限域・下限域で揃った所でサインを出してみましょう。

よく「反転しやすい」と言われるポイントですね。

沢山チャートを出しましたが、何か思うところはあったでしょうか?

まぁピンポイントで反転を当てることもあれば、そうでもない時も有りますね。

ただ、さすがに3本同時に上限域や下限域にあると、ちょっとした反転が起きる可能性は高まるように思えます。

もちろん過度な期待は厳禁ですし、そもそも3本RCIが全部揃うことも、それほど多くはありません。それでも一つの戦略として組み込む価値はあるかなとは思います。

トレード手法は色々な優位性を組み合わせて作るもの。
優位性を掛け合わせることで、より強固な優位性が生まれます。

何かのヒントになれば良いかなと思います。

次回の記事は以下からご覧ください。
rciの研究part2「反転をピタリと当てたい」

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