どうもノッティーです!
- ノッティーさんがFXを始めてから勝てるようになるまでの話をしてい欲しい!
- 勝てるようになった理由やきっかけはある?
- どうやってしたら勝てるようになるの?
という質問を頂いたので、今回はそのことについて書きます。
僕が勝てるようになるまでの話は、過去の記事に書いているんですが、かなり前の記事なので探すのも大変だと思いますし、記事がいくつも分かれています。
そこで、勝てるようになるまでの話を加筆修正しつつ一気にまとめました。
FXでなかなか思うように勝てない方や、「FXって本当に勝てるの?」「FXって無理ゲーじゃないの?」「いや、FXって勝てるなんて嘘だよ、みんな負けてるんだよ」と思ってしまっている方は是非ご覧ください。
一人の人間がFXで利益を出せるようになるまでのストーリです。
勝てるようになるための参考になるかと思います。
FXとの出会い
理由は当時働いていた会社がどうも合わなくて、精神的に辛かったのと、FXって簡単そうじゃん!っていうスケベ心先入観からです。(みんなそうだったでしょ?)
で、早速デモトレードをやってみると面白いようにお金が増えるわけですよ!
資金を月に2割以上増やすなんて楽勝楽勝。
こんなに楽に稼げるなら、FXやらない人は人生損してるわ!
と、本気で思ってました。
当時はね。(本当は損切り入れずにプラスになるまで放置していただけです。)
それからリアル口座にお金を入れてトレードするとやっぱり増えるんです。お金が!
単にビギナーズラックだっただけなんですが、
含み益になるまで損切りをしないおかげで高勝率でした。
一番衝撃的だったのが、雇用統計発表直前にポジションを取った時です。
初心者過ぎて「雇用統計」すら知らずにエントリーして、たまたまその方向に進んだおかげで、10分程度で150pipsくらい取れました。
確かその時はレバレッジ50倍くらいでやってたから、資金が1.5倍以上になりました。
数分でお金が面白いくらいに増えるんですよ。
トレードを初めてこんな体験をすると、もう働くのバカバカしく感じられます。
俺はFXで稼げるんだ!企業の歯車なんてクソ喰らえ!ってね。
この記事を読んでいる方は分かっていると思いますが、こんなにいいことが続くわけがありません(笑)
次の週には、資金の8割を無くしましたから・・・。
逆行しても戻ってくると信じていたけど、戻ってこなかった。
結局は運が良かっただけ。
トレードの技術もなければ資金管理もメチャクチャ。
でも理解の鈍い僕は、同じようなことを何度も何度も繰り返しました。
大負けする度に、もっと勝てる手法があるはずだ!と信じて、FXの情報商材を買いあさりました。
アマゾンで沢山投資書籍を買いあさりました。
中には勉強になったのもあるし、今でもその考えが活きてたりもするけど、ほとんどが使えないものばかりでした。
だいたいこれが2年半くらい続きましたね。長い長い下積みです。
希望を持って相場に挑んで、失望して退場を繰り返す・・・。
その下積みで一応トレードルールを守ることや損切りなどは出来るようになりましたが、一時的に勝っては有頂天になって自滅して・・・の繰り返しでした。バブルトレーダーです。
この間、リーマンショックやリーマンショック後の余波など、相場が荒れ狂っていました。
3本RCIとGMMAを知る
手法ジプシーを続けている時に、とあるブログで3本のRCIを使ってバンバン相場を当てている人を知りました。
『てきとう』さんという方で、当時FXブログを見ていた人なら知っているんじゃないでしょうか?
衝撃でしたね。こんな使い方があるのかって。
3本RCIについて勉強している時に、たまたま他のブログ(確かメタボリック社長のブログだったと思う)でGMMAを知りました。
どちらも魅力的でした。
「それじゃぁ、コイツラ組み合わせたらいけるんじゃないの?」
そう思った時が僕の第2のトレード人生の始まりとなりました。
GMMAとRCIを組み合わせることをひらめいた僕は、早速トレードを始めました。
でも、全然勝てない・・・。
GMMAのおかげで方向は間違っていないんだけど、エントリーがちょっとズレている感じでした。
「うーん、どうしたらピッタリのエントリーができるんだろう?」
そんな時に知ったのがMT4のストラテジーテスターとForex Testerでした。
これらでチャートを動かしながらトレードの練習をすれば、数年分の取引だって短時間でできるじゃないか!!!
そこからリアルトレードは一旦休止して狂ったかのようにトレードの練習をしました。
もうね、チャートを覚えてしまうくらいに。
ゲーム感覚で面白いんですよ。トレードの練習って。
半年くらいは検証に没頭したかな・・・。
そして、今の手法の原型が完成しました。
もう俺は勝てるんだ!
大方の検証が終わって、手法も確立した時にそう思いました。
イメージで言えば、ガリガリでひ弱だった男が、半年間筋トレをやりまくって手ごたえを感じている状態です。自信に満ち溢れていました。
リアルトレードでやられる
GMMAとRCIについて徹底的に検証したかつての僕。
もう負けることはない!
そう思ってリベンジを果たすべく為替相場に戻りました。
しかし、実際にトレードすると、相場の値動きがかなり重く感じます。
実際にお金をかけるというプレッシャーから、MT4やFTで見ていたチャートと感覚が違うのです。
例えば普通の平均台の上を走る練習をしてかなり自信がついたとします。
そして次に平均台を10mの高さにしたら同じように自信を持って走れるでしょうか?
僕はリアルトレードに戻った時に、コレと同じ感覚に陥りました。
エントリーポイントはわかるけれども、損切りになるのが怖くて仕方がない
だから、エントリーを見送ってしまう。
でも、実際にエントリーしていたらやっぱり勝っていた。
検証やデモなら出来ることがリアルではできない。
こんなことが何度も続くと、イライラしてきて中途半端なところでエントリーしてしまって、やっぱりトータルでは負けていました。
チャートを見る力もあるはずだし、エントリーの精度も悪くない。
でも、自分が行けると思ったところで入れないのはなぜ?
そしてなぜ負けるところでトレードしちゃうの?
人はカネのために人生の大部分を費やす生き物ですから、カネが絡むと予定通り、理屈通りには動けなくなるんですよね。
- ロングするにしても「もう少し安く買いたい!」と思って、エントリーすべきところで入らず、少し待っていたらそのままバイーンと伸びて呆然・・・。
- ポジションを持って含み益が順調に伸びていたけど、少し逆行したら利食いでも損切りでもないところでエグジット。
- 損切るところで損切れず、そのまま持っていたら、クソポジを持っている状態に慣れて自滅
- 連敗した分を取り戻すためにロットを上げて自滅
手法とチャートの見方さえしっかりしていれば勝てると思っていた僕でしたが、改めて自分自身をコントロールするためのメンタルの重要性に気付かされたのです。
色々な書籍やブログを読んでわかったのが、当時の自分は、「基礎練習をみっちりやり込んだだけのボクサーのようなものである」ということでした。
ボクサーにとって、筋トレ、ジョギング、シャドーボクシングやミット打ちをやるのは、欠かせない基礎練習です。
でも、それだけでは試合に勝つことはできません。
試合に勝つためには、リングの上で試合形式の練習をしないといけないわなのです。
そう、当時の自分に足らないのはGMMAとRCIを使っての実戦経験。
経験を積むにしても、当時の僕にしては大きすぎるロットでトレードしていました。早く利益を出したい、早く専業トレーダーになって死語をやめたいという思いで、ロットを大きくしていたのです。
でも、そのせいでトレードで負けて資金が減るのが怖くて上手くトレードできなかった。
早くお金を稼ぎたい一心で身の丈よりも大きなロットでトレードして、その結果、負けていた・・・。
大きな利益を得たいばかりに、自分でトレードの難易度を上げていたことに気づいた僕は、1000通貨からトレードをやり直すことにしたのです。
ブレイクスルー
以前と比べるとロットがかなり小さくなっていることもあって、精神的な負担も小さくなりました。
でも、勝ったり負けたりを繰り返して、トータルではマイナス。
いいエントリーポイントはわかるようになったものの、その通りに行動できなかったり、1回目のトレードの間違いを次のトレードに引きずってたんですね。
ロットを落としたからと言って、完璧なトレードが出来るようになるわけでもないんです。
ある日、「何でこうなっちまうんだ!!!」という物凄いストレスで、僕はブチ切れてしまって、
「それなら負けてやるよ!!ゴルァ( ゚Д゚)!!」
と、負けることを前提にカネを捨てるつもりで同じ手法でトレードをやり直しました。
(でも1000通貨でトレードしたのは小心者の証)
「どうせ負けるんだろ?この野郎が!!」
と思いながらトレードすると、何故か負けない。
いや、損切りしても負けること前提だから、想定の範囲内。
だから次のトレードでも精神的に引っ張られない。
引っ張られないから、エントリーが的確になる・・・・。
どうせ負けるんだと思うから、負けると思えばすぐに損切り。
逆にエントリー方向に伸びたら「すぐに損切りまで戻ってくるし」と思って利確を遅らせるとトレンド方向に伸びる伸びる・・・。
結果、月単位でこれまで経験したことがないレベルでの大幅プラス・・・。
なんという皮肉。
でもわかったんです。
トレードってこんなもんなんだって。
自分の中の怯えとか、恐怖とか、そういうものが大きすぎると、本当のチャンスに限って尻込みして大きな利益を逃してしまう。
ダメなら損切りゃいんだから、チャンスが来たらしっかり狙えばいいんだ!
でも、それ以外は絶対に手を出したらダメだからな!
そういうことが完全に理解できたおかげで、僕のトレードはグッと良くなりました。
コレが僕の中で一番のブレイクスルーでした。
同じ手法でトレードしていても、考え方次第で全然成績が変わってくる一例になるかなと思います。
徐々にロットを上げる
- 相場に期待しない
- 損失を恐れる気持ちが損失を呼ぶ
二つのトレードの極意を手に入れ、同じ時期に始めた「トレードノート」を書く習慣も身に着けた僕は、メキメキとトレードの腕を上げていきました。
当然不調で負けこむこともあったんですけど、
- トータルで勝てれば良い!
- 負けトレードは今後の糧になる
- トレーダーを続けるなら一時的に負けるなんて日常茶飯事!
と自分を鼓舞しながら続けました。
そして、ブレイクスルーから3カ月ほど過ぎた時から徐々にロットを上げ始めます。
いくら月単位で負けることはなくなったとはいえ、ロットが変わればどうしても精神的な影響を受けます。
ロットが増えると1pipあたりの損益金額も増えます。
トレードの最中に現在の損益金額をみると物怖じしてしまうんで、僕は絶対に見ないように、モニターに付箋を貼り付けていました。
できる限りいつもの精神状態でトレードできるように、しっかりとトレードノートに精神状況を書き留めて、自分自身を見つめながら本当に少しずつロットを上げていきました。
一気にロットを上げるなんて僕には無理だったんですね。
でも、ゆっくりと経験を積むことで、トレードの技術は格段に上達しましたし、トレードそのものを楽しめるようになりました。
それから焦らず、ゆっくりとトレード経験を積んでいった結果、会社の給料よりも多くの金額をFXで稼げるようになり、自信もついたので、退社して専業トレーダーになる道を選びました。2013年のことです。
専業になる時の話
FXで勝てるようになってからは、毎日のように「会社辞めたい」と思っていました。
仕事中もずーっと頭の中にチャートがありました。
ただ、周りの反対などもあって、自分自身の気持ちを押し殺すように会社勤めをしていたら、遂には体の方に不具合が出てくるようになりました。それまで健康体だったのに、1週間に1回くらいの頻度で、39度くらいの原因不明の熱が出るようになったんですよね。
夜にピューっと熱が上がって、朝になったら平熱に戻っている。
こんなことが続きました。
「これは仕事を辞めろという自分自身からのシグナルだ!」
と思っていた矢先、会社から海外支社への異動の辞令が!
勤務先の国も僕が働きたいところではなかったので、退職届を出すことにしました。
(不思議なことに、退社後は熱が出るようなことは一切ありませんでした)
国立理系の大学院を修了して、一部上場企業に入社。
配属されたのは希望の部署ではなかったけども、超ホワイトで無理な残業は一切なく、今思えば上司にも同僚にも恵まれていました。
「あのまま続けていたら、今頃は自分も管理職になってるだろうなぁ」
と、まだ繋がりのある同期が出世しているのを見て思うこともありますが、僕にはサラリーマンは向かなかったようです。
専業になってから少し躓いたこともありますが、何とかこれまで生き残ってトレードを続けられています。
一度勝てるようになったからと言って、一生勝ち続けられる保証なんてどこにもありません。
だからこそ、今後もトレードを続けられるように頑張っていきたいものですね。
Q&A集
パンローリングから出ているテクニカル系はほとんど読んでいると思います。
他にも色々な人のブログを読んで、細かい知識などは身についたと思います。
検証で勝てれば本番でも勝てるほど相場は甘いものではありませんが、自分の手法を知り、使いこなせるようになるためには検証は必要不可欠です。また、トレード中に感じたことや思いついたこと、反省点などをまとめて、再度チャートで検証することで何か気付きを得ることができます。
このようなことから、トレードで勝てるようになっても定期的な検証は必須だと思います。
コメント
のってぃー様
感動しました(TT)、のってぃさん。
最後まで読み終わった時に、息子と拍手をしました!
以前に読ませていただいた話も含まれているサクセスストーリーであったとしても
実話は何度も心を打ちますね。
勝利の女神が試した時に、
「ダメなら損切りゃいんだから、チャンスが来たらしっかり狙えばいいんだ!
でも、それ以外は絶対に手を出したらダメだからな!」
という限界突破のシーンに鳥肌が立ちました。
一方、息子は冷静に
「のってぃさんって、優秀なんだね。」
「すごいっ!国立理系の大学院を修了して、一部上場企業に入社。」
が気になったようですwww
「そこかいっ!?おまいの注目ポイントわっ!」と息子につっこみました
また、このブログを読ませていただいて親子で奮起させていただきます。
及川さん
今回の話はかなり昔の話になってしまうんですけど、
当時自分が書いた記事を読みながら、色々と思い出しましたね。
トレードの技術やメンタルは本当に一歩ずつ前に進むものですが、
時にブレイクスルー的な経験があると思います。
そういった経験がつながることで、より強いトレーダーになるんでしょうね。
学生時代は自分が専業トレーダーとして生きるなんて想像すらしてなかったですねぇ。
最初は研究者になろうかなぁと思ってたんですけど、
先輩方のクレイジーさ&
社会不適合さ常識と少しズレている点を見て軌道を変えました(笑)今では学歴とかキャリアとは一切関係ない世界で生きてます。
はじめまして、1年ほど前から欠かさず見ています。
今回の記事、感動しました。
自分はまだまだ負け組ですが、トレードの心構えが知れました。
当たり前のように勝っているのってぃーさんにも下積みがあったことも知れましたし、本当に勉強になりました。
Nakadaさん
僕も当然下積みがありました。
なかなか前が見えない中でもがくのは大変でしたが、
「自分はやれる!」という思いでここまでやれたと思っています。
そういった意味では意思も本当に重要ですね。
のってぃーさん
私のコメントに回答いただいてありがとうございます。
まさかこんなに沢山書いていただけるとは・・・。感激しています。
のってぃーさんがこれまで勝てるようになるまでの、専業になるまでのリアルなストーリが読めて本当に勉強になりました。
私ものってぃーさんのような専業トレーダーになれるように頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。
モスさん
「トレードで勝てるようになる=専業トレーダーになる」が必ずしも正しいとは思いませんが、
一つの選択肢としてはあると思います。
トレードほど積み重ねが大事な業種も無いと思います。
これから頑張ってください。
その通り!・・・・(^^
いくら練習を積んでもイザ本番となればチャートは思うようには動いてくれない。
おまけにシグナルは点いたり消えたり、自分を小馬鹿にするかのよう。
だから、こちらも考え抜いた。
行き着いたのは「確率と統計」
1.トレード時間のボラが大きくなる時間帯だけ参加。
私は日経先物しかやらない。
2.売りしかやらない、いわゆる片張り。8時半から15時まで。
どんな状態の時売りが有利なのかを徹底して検証、シグナル要らずの
要点はなにか?
3.結果勝率がコンスタントに65%へ持っていけるようになった。
FXでも同じことでしょうね。
8時半になったら前日のダウの値動きを見て日経の15時以後が大きく上に行っていれば
チャンス。
日経は現物を日中に叩き安く仕込んで時間外で先物をカチ上げて
翌朝に現物を叩き売るのが証券会社の常套手段。
B・N・Fさんはこの外国証券の循環売買を見抜くのが天才的だった。
ご参考までに