RCIが最大値、最小値になるとき | GMMAとRCIで専業トレーダーになりました!

RCIが最大値、最小値になるとき

どうもノッティーです!

前回の移動平均線の記事が好評だったので、RCIについて書きたいと思います。

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今回はRCIが最大値、最小値になる時とはどんな状況なのか?です。

RCIとは?

まずRCIは何か?というと「Rank Correlation Index」の略で、順位相関指数と訳されます。

RCIは、スピアマンの順位相関係数」を利用したもので、
任意の期間について時間と価格(終値)の相関関係を求めます。

値は1.0~-1.0(場合によっては100~-100)の間を推移します。

RCIの計算式は少し複雑ですが、価格の推移と時間の推移に正の相関があれば上昇し、逆に負の相関があれば下落する動きをします。

簡単に言えば、任意の期間内に価格の上昇が連続すればRCIも上げるし、下落すればRCIも下げるということになります。(つまり、他のオシレーターと基本的には同じ)

RCIが0.8よりも上にあれば買われすぎ、逆に-0.8よりも下にあれば売られすぎと解釈するのが一般的です。

RCIが最大値に到達する時

RCIは価格の推移と時間の推移に正の相関があれば上昇します。

これはチャートの横軸である時間が進むごとに価格も上昇すればRCIは上昇するという意味です。

そして、価格の推移と時間の推移が完全に一致した時、RCIは最大値である1.0を取ります。

凄く良い例が現在のポンド円の週足です。

(RCIの期間は9としています)

チャート右端の小さな足はまだ確定していませんが、ここのRCI9の値を見ると最大値である1.0になっています。
週足レベルで1.0になるのはかなり珍しいです。(僕が見た限り約4年ぶり)

では、なぜチャート一番右のRCIが1.0の値を取ったかと言うと、
終値が9週連続で上昇しているからです。

同じチャートに右側の足から数字を付けました。
⑨⇒⑧⇒⑦⇒⑥⇒⑤⇒④⇒③⇒②⇒①と終値が上昇しています。

このように、RCIのパラメーターの期間内で時間が進むごとに価格が常に上げていたら、RCIは最大値になります。
逆に常に下げていたら最小値になります。

基本的にはRCIのパラメーター内で陽線が連続したら最大値になると考えて良いんですけど、日足や週足で窓が開いてしまうと少し変わります。

例えば、上の週足チャートでは陽線が12本連続しているんですが、⑨の陽線はひとつ前の足の終値よりも下で確定しているため、RCI的には少し相関が弱くなってしまいます。

まとめ

RCIは他のオシレーターと違って、価格そのものは計算に入りません。
あくまでも価格は期間内での順位付けに使われるだけです。

時間と価格の推移の相関が強くなるということは、それだけ相場の勢いが過熱していると解釈できます。

相場が過熱すればその後は冷却期間が必要なので、一時的に反転、もしくは保合いが続くと考えるわけですね。

まぁRCIもオシレーターなのでトレンドが強い時は上限や下限にへばりつくことも頻繁に見られます。だからこそ、3つの期間のRCIを表示して、それぞれの期間内での価格との相関関係を見ることに意義があると僕は思っています。

何となくRCIを使っている人も多いと思いますが、「期間内で陽線が連続したら最大値を取る、陰線が連続したら最小値を取る」と言うことを意識して見てみると、新たな発見があるかもしれませんよ。

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