販売者が推奨する教材購入後の学習方法
今回は、僕の販売している教材の学習方法についてまとめます。
トレードの学習方法についてはこのブログでは何度も書いていますが、
最近の購入者さんとのやりとりから「どうも分かってもらっていないなぁ」
と感じることが多いので、改めて書きます。
1.教材を読む
まずは教材を複数回読んで理解してください。
どういった手法で、どういった考えで、どういった所でトレードするのか。
こういったことをしっかりと理解してください。
また、ケーススタディ集を読んで教材で学んだ情報をアウトプットしつつ頭を整理して、更に理解を深めてください。
2.過去のチャートでエントリーポイントを見てみる
教材の内容の理解ができたら、次は過去のチャートを遡って、僕のエントリーポイントを見てください。
僕のエントリーポイントはこのブログにアップしていますし、サポートブログには詳しく解説したものもあります。
教材の中身を理解した後に、過去のトレードポイントを確認することで、更に「どこでエントリー&エグジットしたらいいか」についての理解が深まります。
何度も見て、エントリーポイントとエグジットポイントが頭の中でイメージできるようになるまでやりましょう。
3.過去のチャートを動かして検証する
エントリーとエグジットについてしっかりと理解できたら、次からは検証に移ります。
ここからが本番と言ってもいいでしょう。
検証ではMT4やFT4を使って、過去の相場を動かしながらトレードの練習をしていきます。
最初の段階では、僕のトレードポイントをなぞるように練習していくと良いかもしれません。
先の見えないチャートを使って検証していくと、これまでとは違った感覚になると思います。
多くの人が「難しい」と感じるはずです。
でもコレがトレードです。
何度も何度も繰り返して、トレード技術を身につけましょう。
また、検証の段階で再度教材を読み直すと、見落としていた箇所が必ず見つかるはずです。
これは、教材に対する理解が深まっているからに他なりません。
新たな気付きを得たら、その気付きをネタに次の検証を行う・・・。
こういったことを続けていくことで、手法に対する理解と技術は高まり続けます。
過去の相場を動かせるツールについては、以下の記事でご紹介しています。
デモトレード、もしくは小ロットの取引を始める
検証である程度の手応えを感じたら、デモトレード、もしくは小ロットのリアル取引を始めます。
僕はデモとリアルどっちが良いかはその人によると思っています。
お金がかからないデモでも、真剣に取引できるならデモで十分ですし、逆に少額でもお金を賭けた方が真面目にやれると思うならリアルの方が良いでしょう。
リアルタイムで動く相場でトレードすると、これまでの検証とは更に違った感覚になると思います。
検証では勝てていたのに勝てなかったり、検証ではできていたことができなかったり・・・。
このようになる要因は精神的な問題です。
精神的な問題を解決するには、まずは自分の動向を知ることから始まります。
相場の動向を知ろうとするだけでは勝てないのです。
そこで毎日トレードノートを書いて、相場だけでなく、自分自身も分析しましょう。
トレードノートを継続する事で、「トレードするだけ」では得られなかった気付きが多く得られます。
- どんな局面で自分のメンタルが弱まるのか
- ルールが守れなくなる状況
- 自分の得意とするエントリー
- 実はトータルでは負けているのにエントリーしているポイント
- 勝ちやすい時間帯
など、こういった情報は、自分でノートを付けないと得られません。
トレードの技術の向上において、何よりも価値があるのがトレードノートです。
本気で勝ちたいのであれば、トレードノートを継続して書いていきましょう。
トレードノートの書き方については以下をご覧ください。
MT4のチャート画像の保存方法は以下をご覧ください。
徐々にロットを上げていく
デモトレードや低ロットのリアルトレードでも手応えを感じられたら、徐々にロットを上げていきます。
ロットを上げると精神的にキツくなってトレードがぶれやすくなりますので、調子が悪くなったら検証に戻ったり、一時的にロットを落としたりします。
また、トレードノートから得られた情報を参考に検証を続け、様々な相場で生き残れるための技術を磨き続けます。
勝ち続けるためには、常に相場と自分自身のトレードを分析し続ける必要があることを忘れないでください。
まとめ
以上、僕の推奨する教材の学習方法についての解説でした。
このやり方は、別に僕の教材に限った話ではありません。
どんな手法であっても、トレード技術を身につけるための必要なステップだと思っています。
教材を購入後、絶対にやって欲しくないのが、いきなりリアルトレードに移ることです。
教材を読んだだけで理解したつもりになって、いきなりリアルトレードに移るのは論外です。
ボクシングの本を読んだだけの、トレーニングもしていない素人が、いきなりプロのリングに上がるようなものです。
トレード技術もなければ、トレード手法を継続するためのメンタルも伴っていない・・・。
こんな状態でトレードしたところでは、お金を失ってストレスを溜めるだけです。
トレードで勝つためには、必要なステップがあります。
「手っ取り早く勝ちたい!」と思う人には面倒に感じるかもしれませんが、結果的にはコレが一番早く効率よく勝てるようになります。
ぜひ参考にしてください。
コメント
のってぃさま
いつも拝読させていただいてます。
今日も有益な内容をアップしていただきありがとうございます。
明日は祝日でトレードをしないので、原点回帰してテキストやトレードノートを読み直して気付きを得ようと思います。
とても具体的で効果的な学習方法だと感じます。具体的であることは行動しやすくなりますね。
例えば、試用期間中のバイトさんに「お水のコップは静かに置きなさい。」と指示するよりも具体的に「お水のコップの底に小指を添えると静かに置くことができるよ。」と指示する方が行動心理学的に上手くできます。
トレードノートに関しては今では日常になっていますし、私にぴったりで最強のトレードマニュアルになっています。しかし、当初はこの学習方法がめんどうでその価値もわかりませんでした。改善工程のハードルを少し下げるために、まずは「負けたトレード」のスクショだけをするようにしていました。「負けパターン」だけは絶対記憶に残すようにしていたら収支がマイナスからプラマイゼロまで行くようになりました。そして次は「勝ったトレード」もスクショだけでなくプリントしてコメントを書いて分類して行ったら収支がプラスになって行きました。私はどんくさくいので5分足を使ったり、エントリーポイントの精度が良くない時もあるので1回だけはナンピン(それは最後の砦でそこをやられたら絶対損切りします)したりして、少しだけカスタマイズしてしまっているのですが、おかげさまで何とか毎月プラスになっています。
受験の時に有名な参考書を持っていても本人の学習方法が間違っていると効果を発揮できなかったことを覚えています。学習方法も含めて方法論なのに「この参考書使えないから他の参考書を購入しよう。」とか「参考書は手に入った。あとはいつかやろう。」とか”自己流”をしていたのではいつまでたっても上手くいかないように思います。
まだまだのってぃさんの足元にも及ばない実力ですが、少しでもマニュアル購入者の方々が継続して利益を上げることができることを願っています。
及川さん
ご自身の学習方法を具体的に公開して頂いてありがとうございます。
他の読者の方の参考にもなると思いまして、記事の方にも使わせてもらいました。
やはりトレードをするだけではなく、トレードを改善していくためにノートを付けることは大切ですよね。
これが本当にできるかどうかでその後の結果が大きく違ってくるのは間違いないと思っています。
「買っただけ、1回読んだだけ」を繰り返すのはもったいないですよね。
本当に効果のある事を継続していくことの重要性に気付いて、実践できたら、誰でもある程度勝てるようになると思います。