どうもノッティーです。
今回は2つのトレードスタイルについて書いていきたいと思います。
2つのトレードスタイルとは
- 少ない通貨ペア(1~3つ程度)でトレードする
- 多くの通貨ペア(株式、商品なども含めて)でトレードする
この2つです。
凄く大雑把な定義になってしまうんですけど、どっちも良い所、悪い所があると思います。
よくこんな質問をもらうんですよ。
こんなことを考えた人は、ぜひ見てくださいな。
少ない通貨ペアでトレードする
限られた通貨ペアに特化してトレードする、というのは僕のトレードスタイルでもあります。
今現在、僕はポンド円とユーロドルの2つでスキャルピングしています。
スキャルピングは1日の小さな値動きの中で何回もエントリーチャンスを狙っていくため、スキャルをやるなら必然的にこのスタイルを選択することになるとは思います。
通貨ペアを絞ってトレードするメリットは、「1つの通貨ペアについて詳しくなれる」、という点にあるかと思います。
- 今はどんな情報が出ると大きく動くのか
- 過去にどんなイベントでどんな値動きをしたか
- 時間帯特有の値動きの癖
- どんな狙い方が合っているか?
など一つの通貨ペアについて詳しく掘り下げて検証・トレードしているからこそ気づくことが沢山あります。
僕もリーマンショック前からポン円でトレードしていますので、ここ10数年のイベントや値動きについてはリアルタイムで経験していますし、詳しい方だと思います。
では一方で少ない通貨ペアでトレードするデメリットは「相場が良くない時であっても、その中で戦わないといけない」です。
例えば日足レベルのレンジ相場で、ボラが小さく、チャートも乱れがちの時期が来たとします。
こんな時であっても、通貨ペア数が限られていたら、決して良い相場ではないと分かっていながらも、その中で自分のチャンスが来たらエントリーする、というトレードをしなくてはいけません。
もちろん相当ヤバい相場ならトレードしないという選択肢も出てきますが、ちょっと悪いかな?レベルならトレードすることになると思います。
自分でも「今日は大してボラが無いなぁ・・・」とわかっていながらも、トレードしてるんですよ。
スキャルピングであっても、少ない通貨ペアの中で、日足レベルで大陽線が連続していて、ボラも拡大していて、誰が見ても上げ相場で、チャートがキレイな相場だけを狙っていたら、トレードチャンスなんて年に数回しかない・・・ということになってしまいますからね。
多くの通貨ペア(株式、商品なども含めて)でトレードする
ポジション保有時間の長いデイトレ~スイングでトレードをしている人に多いスタイルですね。
複数枚のモニターに沢山の銘柄のチャートを並べてトレードしているイメージです。
このスタイルのメリットは、良い相場の銘柄を探し出して、それだけでトレードできる点にあります。
- お、今日はドル円が良いね。
- 日経が上げているから乗ってみるか
- ゴールドがトレンド中だ!
といった感じでトレード対象は多いので、銘柄を選好みできます。
このスタイルはとても魅力的に見えるんですが、一つの銘柄についてそれほど詳しくはなれません。浅く広くトレードすることになりますからね。
多くの銘柄でトレードするというのは、とても魅力的に見えるんですが、良い相場になっている銘柄を選ぶにしても、自分にとっての「良い値動き・勝ちやすい値動き」を知っていないと話になりませんし、そもそもが下手なら損失が膨らむばかりです。
ここで言う自分にとっての「良い値動き・勝ちやすい値動き」とはエントリーポイントではありません。
相場の流れ、ボラ、チャートのキレイさなどの環境的な話です。
これがパッと見て分かるためには、長期間に渡って少ない通貨ペアに絞ってトレードを続ける必要があると思います。
つまり、不特定多数の銘柄でトレードするのは、簡単そうで実は難しいのです。
まずは通貨ペアを絞って
手法を覚えたらすぐに取引通貨ペアを増やそうとする人、多いです。
取引対象が多ければそれだけチャンスも増えるし・・・と考えているんでしょうけど、それほど簡単ではありません。
だって、それぞれの通貨ペアや銘柄には、それ専門の人がいて戦っているわけですから・・・・。
例えば、林輝太郎さんの脱アマ相場師列伝に出てくるパイオニア専門の、自称「パイオニ屋」立花義正さん。この方はパイオニア株だけに特化して取引して生活して、死後は5億円以上の遺産を残しています。
もちろん通貨ペアを絞ることで生じるデメリットはありますが、とりあえず勝てるようになるまでは通貨ペア数は少ない方が良いですね。
勝てないうちから欲を出して、「あれもこれも・・・」とやっても、結果的には技術は身に付かないし、お金も離れていきますから・・・・。
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