どうもノッティーです!
クリスマスが過ぎて、年末感が漂う雰囲気となりました。
僕はもう先週から今年のトレードは終了していて、1年間のトレードの見直し等をやっているところです。
毎年ながら「今年も生き残れたか・・・」という気持ちでいっぱいです。
今はちょっと気が抜けていますが、トレードしている日々は自分が結構張りつめていることを実感しますね。
まぁ年が明けてしまうと、「今年も大丈夫かな?」と、元旦からとてつもない不安に駆られるところまで予想できるですが・・・(これも毎年のことなので)
皆さんにとって今年はどんな1年だったでしょうか?
僕はトレードに関してはまぁまぁ良かったかなと思っています。
ボラティリティもありましたし、コロナ前の停滞相場と比べるとトレードしやすい状況が続いています。
そして今年からブログのトレード記事の更新を休んでいますが、「ブログ更新の時間を他のことに有効に使えているか?」と言われてたらそうでもないことに気づきました。
ブログを書くことって、自分の考えを頭の中でまとめて吐き出すことになるので、結構自分自身の役に立つんですよね。
そういったことを改めて気づかされる1年でもありました。
そんなわけなので、来年はトレード記事の復活があるかも・・・・しれません。
一度楽することを覚えてしまうと元に戻るのは超大変なので、毎日は無理かもしれませんが、定期的に再開しようかなと考えています。
2023年の相場の振り返り
この記事を書いている段階では2023年は終わってはいませんが、あと残すところ数日なので、今年のポンド円相場を振り返りたいと思います。
年足、3カ月足、月足で見ていきます。
ポンド円年足
年足で見ると今年は大きな陽線になっていますね。
最高値は188円台まで伸びて、ブレグジットショック前の高値に迫る勢いです。
ブレグジットショックが国民投票で決まった時は、「もうポンド円は以前のレートには戻らないだろうなぁ」と思ったんですけどねぇ・・・。
まさか日本円がここまで安くなるとは思ってもいませんでした。
来年は今年の高値を突破しそうな勢いですが、ブレグジット前の2015年の高値あたり(190円以上)で大きな売りが入ってきそうですね。
下のチャートは同じポン円の年足ですが、表示期間を1975年からにしています。
現在の180円台のレートですら超長期的に見れば安値圏にあります・・・・。
ファンダメンタルズ抜きにしてチャートだけ見れば、ここから反発して200円突破もするようにも見えなくもない・・・かな?
ポンド円3カ月足
3カ月足を見ると、今年のポン円は四半期ごとに必ず高値を更新しています。
特に大きく上げたのが4月から6月まで。
ここで20円以上上げています。
その後も高値を更新していますが、大きく上げ切れず実体が小さく上ヒゲの目立つ陰線が2本連続しています。
これは反転する可能性が高いパターンですね。
僕もトレード中にこのパターンが出ると利食いすることが多いです。
やはり2015年の当たりの高値が意識されているように思えます。
来年は160円くらいまでは押すかもしれないですね。
ポンド円月足
最後に月足です。
月足だけMT4でGMMAを表示しています。
月足を見ても2023年はよく上げたことが分かりますね。
GMMAとEMA100はしっかりとパーフェクトオーダーをキープして、基本的には短期EMAを下回ることはほとんどありませんでした。
7月以降は180円付近を中心にして上限しており、ちょいと勢いがなくなっています。
特に12月の足は大きめの陰線になりそうで、「これから本格的に押しが入るか?」と思いたくなる状況です。
これもファンダメンタルズやドル円の動きに依存する点が強いと思います。
僕個人としては、円安はこれでひと段落付いたとは思っています。
なので、来年は高値を更新する可能性はあるものの、強めの押しが入るんじゃないか?と考えています。
押しのポイントとしては月足の長期EMA群ですね。
2024年も頑張りましょう!
つらつらと今年の相場について書いてきました。
市場の動き方について予測はできても、完全に当てることはできません。
先が見えない中で、どう戦っていくか?がトレーダーが試されるところになります。
自分の勘に頼るもよし、SNSのインフルエンサーに従うもよし、自分の検証した統計に頼るもよし。
どれを選択しても運の要素は絡んできます。
僕たちはそんな世界で戦っています。
不運が来ても、乗り越えられるような戦略を持つことが一番大事だと思っています。
PS
最近、橘玲さんの著書である「運は遺伝する: 行動遺伝学が教える「成功法則」」という本を読みました。
行動遺伝学についての対談本で、タイトルにもあるように、一部で運の遺伝について書かれています。
交通事故などの一見すると「運」に思えるような結果も、実は遺伝による行動の結果によって生じたものと考えることもできる、とのこと。
「不運に見舞われる人は、不運になりそうな行動をしやすい⇒不運になりそうな行動は遺伝する」という解釈になるようです。
最近の行動遺伝学の研究では、「遺伝」の影響は一般的に思われていたよりも強く、知能もかなり高確率で親から受け継ぐことが分かっています。
誰でも努力すれば勉強ができるようになる、というのはある意味間違っているということですね。
同じように遺伝の影響が強い身体能力についてはそんなことは「当たり前」と思われているのに対して、勉強については「努力で何とかなる」と思われていることに大きな矛盾があるわけです。
僕が中学生の時に数学の先生(一度定年退職して戻ってき60代で現役時代は校長も務めたことがある人)が
「同じ先生から同じ授業を受けて、何でこんなに理解が違うんだ!」
と怒っていたんですが、それってある意味当然のことなのでしょう。
経験豊富な先生は、そんなことなんて100も承知で発破をかけていたんだと思います。
また、遺伝の影響については「大人になるほど遺伝の影響が小さくなり、環境による影響が強くなる」と思われていたのが、実はその逆で、大人になるほど遺伝の影響が色濃く出てくることもわかっています。
つまるところ、人生って親ガチャの結果じゃないの・・・と思えなくもないのです。
若い世代はこういった事実を肌で実感して理解しているからこそ「親ガチャ」という言葉が社会に浸透したんでしょう。
自分の努力ではカバーできない遺伝子の差がある。
残酷すぎるからこそ、特に知的社会の現代ではその事実を見て見ぬふりをしているのかもしれないですね・・・。
僕は大学と大学院で生物学を学びました。
在学中にヒトゲノムの解読が完了して、それからかなり時間が過ぎたわけですが、そこから行動遺伝学という学問が生まれて、遺伝子間の相互作用に関する理解がここまで進んでいたことに衝撃を受けました。
コメント