GMMAのパーフェクトオーダーについて解説 | GMMAとRCIで専業トレーダーになりました!

GMMAのパーフェクトオーダーについて解説

どうもノッティーです。

今回は基本的な話になりますが、移動平均線の「パーフェクトオーダー」について解説します。

GMMAなど移動平均線を複数個並べて表示する場合、パーフェクトオーダーの考え方はとても重要です。

決して難しくはありませんが、パーフェクトオーダーによるトレンド判断のメリットとデメリットくらいは知っておいてくださいね。

パーフェクトオーダー(perfect order)とは

パーフェクトオーダーとは、「完璧な順番」と言う意味で、複数の移動平均線がパラメーター順に並ぶことを言います。

  • 上向きのパーフェクトオーダーなら、小さなパラメーターの移動平均線から上から順番に並
  • 下向きのパーフェクトオーダーなら、大きなパラメーターの移動平均線から上から順番に並ぶ

3本のEMA(15、60、100)のパーフェクトオーダーの例を見てみましょう。

MAがパラメーター順に並ぶと、それだけ相場に勢いが出ていると判断できます。
このことから、パーフェクトオーダーは相場のトレンド、ノントレンドを客観的に見分けられる方法として優れています。

客観的とは、誰が見ても同じ判断ができるという意味です。

トレード中は、緊張したり、イライラしたり、不安を感じたり、有頂天になったり・・・と、いろんな感情が目まぐるしく変わりますよね。

そんな時、主観的なトレンド判断方法を採用していると、その時の気分に合わせてトレンドかノントレンドかを判断することになりかねません。

特にポジポジ病になっている時だとそうなりがちですよね・・・。

でも、客観的なトレンド判断方法のひとつであるパーフェクトオーダーなら、常に同じ基準でトレンド判断ができるという大きなメリットがあります。

どんな心理状態であっても、視覚さえしっかりしていればトレンドが分かります。
また、過去検証をする際にもより再現性のある形で検証できます。

トレンド判断はトレードにおいて基本であり、超重要なファクターです。
これが客観的にできるのでGMMAを採用しています。

もしトレンド判断が客観的にできなかったら、トレードがブレブレになってしまいます。
この違いはかなり大きく、トレードの安定性にも繋がっていると個人的には思っています。

パーフェクトオーダーのデメリット

パーフェクトオーダーにもデメリットもあります。

デメリットとしては、機械的にトレンド判断をする故に、急激なトレンド転換に対処できないことが挙げられます。

さっきと同じチャートを出します。

右側の上げのパーフェクトオーダがその典型で、下げから大きく反発して上げ切ったところでパーフェクトオーダーになっていますよね。

で、パーフェクトオーダーになったと思いきや、すぐに反転して下げてしまっている・・・。

パラメーターや相場の動向によっては、トレンド判断が遅くなり、「上昇トレンドだ!」となっても、実際にはトレンド終盤になっていることもあります。

これが一番のデメリットかと思います。

また、パーフェクトオーダーと一言でいっても、移動平均線のパラメータ次第で変わります。

どの移動平均線の組み合わせがベストなのかはその時の相場によって違います。
ですが、自分のやり方や考えに合った移動平均線のパラメーターと数はあらかじめ決めておかないといけません。

GMMAのパーフェクトオーダーはブツ切れ

僕の利用しているGMMA+EMA100では、13本のEMAを利用します。

この中の短期EMA群は、3、5、7、10、12、15の期間のEMAから構成されるため、頻繁に順序が入れ替わりります。

その結果としてパーフェクトオーダーになっている期間はブツ切れになります。

このチャートを見ても分かるように、ちょっとした押しや戻りでEMA3とEMA5なんかはクロスしてしまうので、厳密なパーフェクトオーダーとなっている期間はかなり短いです。

これだとトレンドと判断できる期間が短いので、僕はとりあえず一度パーフェクトオーダーになったら短期EMA群同士がクロスしてもトレンドは継続していると考えます。

こうすることで、より柔軟にトレンドが把握できるようになります。

パーフェクトオーダーの考え方は、複数の移動平均線を使う際には必須だと思います。
完璧ではないんですが、メリットも大きいです。

トレンドフォローしたい場合にはこの考えを取り入れることをお勧めします。

このように、自分自身の考え方によってトレンドの定義を細かくしていくことで、トレード中の悩みや迷いが消えます。トレード中に「あれ?どうしよう?」と思った時は、それをメモして詳しく検証していきましょう。

こういった疑問点や悩んだポイントをしっかりと後で押さえて、ルールの中に組み込んでやることで、徐々にトレード手法が洗練されて、自分自身でも迷いのないトレードが継続できるようになります。

パーフェクトオーダー=エントリーではない

最後に注意してほしいことがあります、それはパーフェクトオーダー=エントリーチャンスではないという事。

パーフェクトオーダーはあくまでも相場にしっかりとしたトレンドが出ていることを示すものに過ぎません。

僕自身はパーフェクトオーダーになったら、その方向にエントリーするチャンスが近いかも知れない・・・というレベルの認識です。

トレード手法は様々な条件やルールの集合体です。
僕にとってのGMMAのパーフェクトオーダーは重要ですが、それがすぐにエントリーに結びつくものでもありません。

パーフェクトオーダーの位置づけについてもしっかりと考慮した上でトレード手法を組み立てていきましょう!

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