新シリーズとして、GMMAを使った色々なアイディアについて書いていこうかなと思います。
まず1回目はGMMAをリボンとして表示する試みです。
やってみたい!と思われた方は、試してみてください。
移動平均線を使うリボンとは?
リボンとは、2つの期間の移動平均線に囲まれた価格帯を塗りつぶすインジケーターのことです。
例えば、EMA50とEMA100のリボンであれば、この二つのEMAに挟まれた価格帯を塗りつぶすわけですね。
実際にやるとこんな感じになります。
2つのEMAに囲まれた価格帯を一種の抵抗帯、クロスした所でトレンド転換と考えてやると、チャートがよりシンプルに見えてきますよね。
また、この価格帯の大きさでトレンドの強弱も分かりやすいです。
インジケーターは下のサイトよりダウンロードできます。
https://technical-indicators.com/archives/22776
GMMAをリボンにして表示する
ということで、GMMAをリボンにしてみます。
GMMAは
- 短期EMA群が3、5、8、10、12、15
- 長期EMA群が25、35、40、45、50、60
となっていますので、短期EMA群(3~15)を一つのリボン、長期EMA群(25~60)までを2つ目のリボンとして表示します。
どうでしょう?(下のチャートではEMA100も一緒に表示しています)
見た感じ、価格の推移やトレンド方向が凄く分かりやすくなったように思えませんか?
コレは悪くないですよね。
・・・と思えそうなのですが、僕としてはEMA1本1本の挙動を細かく見ていきたいので、
「大雑把な分析をする分には悪くないけど、ピンポイントで狙うにはちょいと使いにくいかな?」
と感じます。
遠目で見ると良い感じなんですが、近くで見ると解像度が荒いんですよね。
リボン⁺GMMA
ならリボンとGMMAを一緒に表示したらいいじゃない!
ということで、やってみました。
悪くない。
・・・悪くないけど、決して「良い」とも言えない・・・・。
というのが僕の最初の感想ですね。
トレンド方向は見えやすくなった感じではあるんですが、リボンの中にGMMAがあってグチャグチャして見にくい印象を受けます。
情報量が多くなって分かりにくくなったと言うか、「これならリボンは不要じゃない?」という感じです。
最終形態はコレ
ということで、色々と試行錯誤した所、コレは良いんじゃないかな?と思える設定が出来ました。
EMA60とEMA100の間をリボンとして表示する設定です。
・・・もうGMMAとは関係なくなってはいますが、コレが一番見やすい感じですね。
まぁ「見やすい」かどうかは、インジケーターの色も重要だと思います。
色々と試して、自分にとって使いやすい設定を見つけてください。
上位足GMMAをリボン表示
これはオマケですが、今回使ったリボンのインジは上位足の表示ができます。
例えば、1分足チャートに5分足のGMMAのリボンを表示したりできるわけですね。
で、実際にやったのが下のチャートです。
またカラフルになってはいますが、1分足チャートを見ながら、5分足のGMMAがどんな状態なのかが分かるのは良いかなとは思います。
この辺も好みに応じて試すと面白いんじゃないでしょうか。
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