どうもノッティーです!
1月2週目の始まりですね。
今日から仕事始めの人も多いと思います。
僕も今日から本格的にトレードをしていくつもりです。
今年1年も頑張ってやっていきたいものです。
さてさて、相場の方ですが、1月はじめから大暴落したドル円やクロス円は
先週の金曜日にある程度反発上昇しています。
ただ、まだまだ戻りの一種に過ぎない状況かなとは思います。
これからポン円はどんな動きをしていくのか?
もう底は打ったのか?
といったことを意識しながらトレードしていきたいなと考えています。
天気予報とテクニカル分析
天気予報とテクニカル分析は共通点があります。
それは、過去の動きから将来の動きを予測していく、という点ですね。
天気予報では気象予報士さんが様々な気象データやコンピューターを
用いて、その日、もしくは明日以降の天気を予測します。
最近の天気予報の精度は高くて、翌日の天気くらいまでなら
結構な高確率で的中しますよね。
で、テクニカル分析はというと、トレーダーやアナリストが
過去の値動きから現在の相場のトレンド状況を把握して、
これからどちらに向かうかを予測します。
こんな感じでどちらも過去の情報から将来の情報を引き出す行為は
同じではあるんですけど、決定的に違う点があります。
それは、参照するデータが科学に基づいているか否かです。
気象は自然科学です。
地球上で起きる科学的な現象である気象は、様々な定理や理論に従います。
1気圧下であれば水は100℃で沸騰する、みたいに再現性が高いわけです。
では市場の価格変動はどうでしょう?
確かに統計を駆使して、過去の特定の動きにおいて
「上に向かいやすいか」「下に向かいやすいか」を見つける事は可能です。
でも、相場の値動き自体はランダムを含んでいます。
相場の値動きの仕方はまだ科学では解明されていません。
なので、科学のように非常に高い再現性があるわけではありません。
なぜなら、市場の動きは科学的ではないトレーダーという人の動きを反映するから。
ニュートンも「天体の動向なら計算できるが、人間の狂気までは計算できなかった」
と言ったように市場の動きはよく分からん動きの事が多いのです。
また、マーク・ダグラスの著書である「ゾーン」でこんな話があります。
とあるトレーダーが、お抱えアナリストから「支持線付近で下げは止まります」
というアドバイスを受けました。(そのトレーダーはテクニカルには詳しくない)
そこでトレーダーは「そんなのはデタラメだ!見ていろ!」と言って、
成行きで大量のショートポジションを取ったら、相場は一気に暴落した・・・という話です。
そこでトレーダーはアナリストにこう言います。
「マーケットが動きを止めるだろうと君が言ったところはどこかね?
私にできるなら、だれにだって出来るさ」
こんな感じで、相場の動きはお金を持った人の動き一つで大きく変動する
可能性のある、予測不能な一面を持っています。
1月3日の朝の「フラッシュクラッシュ」と呼ばれる瞬間的な暴落なんかも、
予測するのは無理ですよね。
そんなわけなので、テクニカル分析っていうのはトレードで非常に役立つ反面、
信用しすぎるのもキケンです。
僕もテクニカルを使ってトレードしていますが、
何度も外しても大丈夫なような資金管理戦略で取引しています。
流動性が下がって、特定の人たちが相場を動かしやすくなる期間は
できる限りトレードを避けるようにしています。
このように、相場に臨む以上は不確実性を受け入れて、リスクを管理する
必要があります。
ココがしっかりと出来ているかどうか?で今後生き残れる可能性が全く違った
ものになるんじゃないかなぁと僕は考えています。
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